世界遺産:金閣寺(P40)前編

今回は、世界遺産、金閣寺を描いていきます。

 

色には、色相、明度、彩度の3属性がありますが、

今回は、色相環を参考に、色相から決めていきます。

 

1.まずはじめに、大きいキャンバスの場合は、16分割線を描きます。

鉛筆や木炭ではなく、コンテを使用しています。

 

2.下書きの絵を写していきます。

 

3.分割線のどの位置で何が交差しているのか、よく観察して写していきます。

 

4.今日は1マス頑張ろうとか、週末までに3マス進めようとか、

16分割線は進捗管理にも役立ちます。

 

5.明るいところと、暗いところと、その中間の3段階あれば十分です。

 

6.どんどん描き進めていきます。

 

7.下絵の転写は完成です。

転写が終わったら、フィキサチーフをかけて固定します。

2回くらいかけると、もれなく塗れると思います。

 

8.ここから、着色していきます。

まずは、画面の奥から塗っていきます。

空の青は、混色の練習を兼ねて、ウルトラマリンブルーにビリジャンヒューを混ぜて作ります。

 

9.次は黄色を塗っていきます。

パーマネントイエローライトをそのまま塗っていきます。

うーん、とても明るい黄色ですね。

 

 

 

 

10.次は赤です。

赤は、クリムソンレーキでう。

レーキというのは染料のことです。

透明色なので、下絵の線が透けて見えます。

 

11.次は明るい緑です。

明るい緑は、パーマネントイエローライトにビリジャンヒューを混ぜて作ります。

 

12.次は明るいオレンジです。

明るいオレンジはクリムソンレーキにパーマネントイエローライトを混ぜて作ります。

 

13.ここからは暗い色を塗っていきます。

紫は、ウルトラマリンディープにクリムソンレーキを混ぜて作ります。

 

14.次は焦げ茶色を塗っていきます。

セットに含まれている、バーントシェンナやバーントアンバーでは明るいので、

混色して作ります。

茶色は赤を鈍くした色なので、焦げ茶色は、バーントシェンナにウルトラマリンを混ぜて作ります。

 

15.次は、暗くて彩度を落とした鈍い緑を作ります。

鈍い緑は鈍い黄色であるイエローおーかーにウルトラマリンを混ぜて作ります。

私はワカメグリーンと呼んでいます。

 

16.わかめグリーンをどんどん塗っていきます。

 

17.どんどん塗っていきます。

明暗がそろうことで、物体の存在感が増していきます。

 

18.最後に塗り忘れているところを塗って、白いキャンバスが

見えなくなったら、下塗りは終了です。

 

19.白く見えているところは、

パーマネントホワイトにアイボリーブラックをほんの少し混ぜて作った、グレー1になります。

 

本日は、ここまでです。

下塗りで、おおまかに色相を決めたので、

次回からは、明度と彩度を調整して、トーンを整えていきます。

 

解説動画は以下になります。

 

 

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