下絵作成(着色)

デッサンが出来たので、着色してみたいと思います。

 

目的は地塗りでキャンバスの目を潰す事と配色のバランスを見る事になります。

暖色と寒色の透明色で塗っていきます。

デッサンで使った木炭や鉛筆と絵具が混ざってしまいました。

黒ずんで、汚くなっちゃった(泣)。

 

フィキサチーフでデッサンを固定していたはずなのですが・・・

失敗したかも・・・。

 

翌日以降、気を取り直して、色を塗っていきます。

まずは、遠くで、かつ面積が大きいものから塗っていきます。

空の色と言う事になりますが、同じ青でも全然違います。

コバルトブルーにするか、セルリアンブルーにするか、ハイドレンジャーブルーにするか。

またホワイトも、パーマネントホワイトにするかシルバーホワイトにするか。

今回は、コバルトブルー(ヒュー)×シルバーホワイトにしてみました。
塗った瞬間、違ったかな、と思いましたが、下塗りなので気にしません。

 

次はバックの山です。

夜の山なので、緑に黒を混ぜようか、黒だけにしようか、

黒と言っても、ランプブラックもあるし、チャコールブラック、アイボリーブラックか、

それともピーチブラックか。

色々思案していた時に、ふと目に留まったのが、インジゴ!

試してみる事にしました。

適度にまだらになるので、木々の表現にぴったり!

半不透明色なので、後ろのコバルトブルーも透けて見せることも出来る!

インジゴは基本的に青系の絵具ですが、

空の青の反対色である黄色が視覚的に混ざるので、青+黄=緑に見えます。

このパートは大正解と言える出来映えに大満足。

 

続いて、焦げ茶色のローアンバーで、建物や橋の木の部分を塗っていきます。

この絵のキモとなる、大切な線なので、慎重に塗っていきますが、

塗っていくと、やはり、デッサンが狂ってる部分が見つかったりしますが、

塗り絵ではないので、線を正とせず、修正できるところは修正します。

 

続けて、面積の広い所から優先的にどんどんと塗っていきます。

建物の壁を、パーマネントイエローオレンジ+シルバーホワイト

屋根を、コバルトブルーヒュー+ゼラニウムレーキで作った紫を下地にして、

アイボリーブラックと、シルバーホワイトで作ったグレーで塗っていきます。

大量に作り過ぎたので、ついでにアイボリーブラックとシルバーホワイトで明暗部を塗っていきます。

 

続けて、次に面積の広い、茶色の部分を、バントアンバー+シルバーホワイトで塗っていきます。

ついでに、これまでに見つかった、変な所を修正しておきます。

 

中央の橋の部分に、間違いというか、バランスが悪い部分が見つかったので、

一旦消して修正します。

消すというよりも、シルバーホワイトで白く塗りつぶしました。

 

描き直し後、キャンバスの塗残しが無くなれば、下絵は完成です。

下絵なので、矛盾点が無ければOKです。

ここから、完成に向けて描き込んでいきます。

 

もう少しで、完成です。

夜なので、空の色を濃くしたり、水に光を反射させたりしました。

コバルトブルーディープを重ね塗りしました。

右の建物から光があふれているので、明るくします。

 

更に描き込みます。

右の窓が明るすぎるので、完全に乾いてから、オレンジでグレージングします。

トランスペアレントイエローに、スカーレットレーキを混ぜて、

半透明のオレンジを作ります。

白い所にも、オレンジの光が当たっているかの如く、塗っていきます。

左の建物から障子が白く見えているので、障子紙を白く塗ります。

そして、左下のポールにチェーンを付けます。

 

 

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